タイの伝統的なお祭り、「ロイクラトン」を紹介するテル。
タイでは11月の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝を捧げ、また罪や汚れを水に流し、魂を浄めるお祭りが行われるテル。
バナナの葉や紙で作ったクラトン(灯籠)を、ロウソクや線香や花で美しく飾って、満月が映る水面に流すみたいテル。
また、このお祭りはタイの各地で行われ、日程も違うのでいろいろな街のロイクラトン祭りを楽しむことができるテル。
今回は、バンコクから電車とバスを乗り継ぐこと約7時間、ロイクラトン発祥の地であるスコータイで催されるロイクラトン祭りに参加してきたテル。
このスコータイという町は、13世紀にタイの首都になっていて、現在ではこの町にある遺跡群が東南アジアで最も価値のある史跡とのひとつとして、ユネスコ世界遺産に登録されているテルよ。
日が落ちる頃、開会のセレモニーが始まって、昨年10月に崩御されたプミポン国王を偲び、歌が唄われたテル。
灯篭を池に浮かべ、スコータイ王朝の歴史を再現したライト&サウンドショーなどが毎年催されていたけど、プミポン国王の崩御を受け、自粛という形でショーや花火は中止になったテル。
プミポン国王が君主として在位した70年という期間は、世界最長でした。
ご冥福お祈り申し上げます。
それでも、ライトアップされた遺跡や水面に浮かぶ灯篭はとても綺麗で、幻想的な光景だったテルよ。