どうも、自然大好きてるおです。
先週からの続きで、九州旅行のお話だよ。
鹿児島県出水市に到着。
東シナ海に面した熊本県との境にある人口5万人の都市。
ここに1万5千羽のツルが越冬するためにシベリアから渡ってくる。
1月のツルの数は、15,529羽
ナベヅル 14,967羽
マナヅル 546羽
クロヅル 2羽
カナダヅル 7羽
アネハヅル 1羽
ナベクロヅル 6羽
ナベヅル
全長100センチ 翼開長180センチ
世界の生息数1万4千~5千羽の8~9割が鹿児島県出水市で越冬する。
マナヅル
全長1130センチ 翼開長210センチ
世界の生息数は6千~7千羽。約半数が出水で越冬する。
カナダヅル
全長95センチ 翼開長160センチ
世界の生息数は65万羽。世界の中では一番数が多いツル。
日本には、毎年数羽訪れる。
正面からみると頭の赤い部分がハート型だよ。
クロヅル
全長110センチ 翼開長180センチ
25万~27万羽。
ナベヅルとの交配種もみられる。
通称ナベクロヅルと呼ばれている。
アネハヅル
全長90センチ 翼開長150センチ
一番小さいツル
世界の生息数は20~24万羽
世界規模でみればナベヅルより数は多い
出水には15年ぶりに渡ってきた。
越冬する為ヒマラヤ山脈を越えて渡りをすることで有名。
他のツルは1000~2500メートルくらいの高さを飛ぶが、アネハヅルは8000メートル以上のヒマラヤ山脈を越えて越冬地のインドまで飛ぶ。
NHKなどでよく特集されている憧れのツルなのだ。
15年ぶりに出水に来ている、なんてラッキー!
絶対会いたい!
出水について、ナベヅル、マナヅルはすぐに会えた。
そして、意外にもカナダヅルもすぐに発見!
このカナダヅルの親子は、いつも同じ田んぼにいる。
出水には6日間いたけど、すっと同じところにいたよ。
お気に入りの田んぼがあるんだね。
でも、憧れのアネハヅルになかなか会えない。
観察センターの人に聞いても、アネハヅルはカナダヅルのようにお気に入りの決まった場所はないという。
同じように何日も滞在している人とも知り合いになったが会う度に
アネハ、見ました?
いや~、まだです。
出水に到着して4日目、小雨が降っていて撮影にはあまり適していない日だった。
保護区以外の田んぼもくまなく探していると!
あっ 首が黒いよ アネハじゃない?
目の横の白い飾り羽が少し短い気もするけど、うーんそうかなアネハかな。
クロヅルかも?
そういいながらも、とりあえずシャッターを切る。
見分けの為にノートに貼っておいた写真をチェック。
そうが、目の色が違うんだ。
クロヅルは目の周りが黄色、アネハヅルは目が真っ赤。
撮った写真をデジカメのモニターで確認しながら、黄色が見えるか確認。
最初は目が赤か黄色か、よくわからなかった。
とにかく黄色は目立つから、きっとちがうよねと言いながら撮っていると
あっ 黄色だ! 目の周りが黄色だ!
残念、クロヅルでした。
クロヅルでもいいんだよ。
15,529羽の中の2羽なんだから、、、、
でも、やっぱり会いたいアネハヅル!
その後、田んぼのあぜ道に車が3台停まっているところがあった。
ん?3台も停まってるということは!
もしかして!?
と、探してみると
いた! いた!
アネハヅルだ!
(左はナベヅル、右がアネハヅル)
やったー! 会えた!
うん、よく見たらクロヅルとは全然シルエットが違うね。
本当はインドで冬を越すはずだったのに、仲間からはぐれて日本の西の端っこの出水に来ちゃったアネハヅル。
1人でちょっと寂しそう。
でも、てるおはレアキャラのアネハヅルに会えて幸せ!
初めて九州まで鳥を見に行ったけど大満足だったテル。
それでは、最後に朝焼けのツルをお届けするよ。
1万5千羽のツルが飛び立つ光景は、野生の命のエネルギーを感じるよ。